旭川においても、東京や札幌など都市部の法律事務所の広告を見かけることが多いですが、交通事故被害者の方には、地元の弁護士に依頼することをおすすめします。
交通事故の最善の解決のためには、相手方保険会社との示談交渉や訴訟の様々な段階で、依頼者と弁護士が、綿密に打ち合わせをする必要があります。
対面してお話を伺えば、例えば事故状況について、「ハンドルをこちらに切った」「相手車はスピンしてこちらに落下した」、というような状況説明を、誤解することなく聴き取ることができます。
また、お怪我のことについても、「体のここをぶつけた」「ここからここにかけて痛む」、というご説明を、正確に理解することができます。
依頼者と弁護士が、(事故状況や診療に関する)同じ書類を見ながら、お話をすることで、お互いの話が、容易に把握できます。
こうして、相互の理解が深まり、弁護士は、その後の保険会社との交渉に入念な準備をして臨むことができます。
事故状況や過失割合が争われている場合には、弁護士が直接事故現場へ行き、現場写真を撮影し、道路幅員や道路勾配を計測し、積雪状況・交通規制・交通量等を確認することがあります。
また、交差点の事故で、信号色が争われている時は、事故現場を何度も速度を変えて実際に走行し、信号が変化するタイミングを確認することで、真実が見えてくることもあります。
時には、依頼者の方にも事故現場に来ていただき、弁護士と依頼者が協力して、正確な事故地点を特定し、相手車発見から衝突までの両車間の相互距離を計測するなどの実地検証を行います。
こうした事故現場での確認作業が、交通事故事件の適切な解決のためには必要になることが多いのですが、遠方の弁護士が行うのは難しいと思われます。 また、医療機関などからの証拠書類の収集も、地元の弁護士ならば直接訪問できるので、比較的スムーズです。
遠方の弁護士の場合、民事訴訟になった場合、裁判期日やその打ち合わせ度に、日当や実費を請求されることも多いと思われます。
以上のように、交通事故に関しては、地元の弁護士に依頼するメリットは多いと考えますので、旭川周辺での交通事故については、旭川の弁護士に依頼することをおすすめします。